「集う人こそが店の最大価値」

これは、新橋にお店を構え、そして店タクに「タク」としてご登録されている井上さんの想いです。

 

井上さんが経営するお店は新橋にある居酒屋「今ここに」です。
実は、先日取材させていただいたべったくのハリーさんとリノさんが店タクを利用して繋がり、毎週土曜日に営業されているのがこの「今ここに」なのです。

ハリーさんとリノさんに取材させていただいた中で、井上さんとの関係性がとても良さそうに感じたのでぜひ井上さんにもお話をお聞きしたいと思いコンタクトを取ってみたところ快く引き受けてくださったのでその内容をお伝えします。

 

 

 

井上さんとお店のこと

まずは井上さんと「今ここに」のお店についてご紹介します。

井上さんはもともと不動産業界の企業に勤められていました。
飲み歩きが好き、そして一人で何かをやってみたい、個人として何かを成し遂げたいという想いから退職に至ります。

割烹料理を提供するお店で料理人として1年間修業して飲食業界未経験の穴を埋め、満を持して「今ここに」をオープン。

 

「集う人こそが店の最大価値」

 

これがお店のコンセプト。

人とのご縁に価値が感じられる空間。お店のインスタグラム(imakokoni.pub)でもそのコンセプトが感じられます。
ただ飲みたい、食べたいを満たすだけの空間ではチェーン店と変わらなくなってしまう。そんな中でこのお店に一緒に行った人はもちろん、このお店で初めて出会ったお客さん同士が繋がるこの縁こそが「今ここに」に訪れる理由になるわけです。

 

 

店タクを利用したキッカケ

他社レンタルスペース系のマッチングサイトも利用していたという井上さん。

その理由は、お客さんの間口を広げるため。

基本的にはどんなお店も定休日や営業時間外など、お店が空いている時間はあります。
そういった時間を上手く利用し、１つの店舗でも色んな人が別のお店として営業することで店舗自体の価値が上がり、お客さんの紹介し合いが生まれたり、様々な方面で幅が広がるのです。

そして、「今ここに」の場所では毎週土曜日の夜の時間帯にハリーさんとリノさんという”店カツ”さんが「べったく」として営業しています。

業態が大きく異なるわけではありませんが、「べったく」はもともと下北沢でも営業していてそのままついて来てくれるお客さんもいたりと、「べったくのお客さん」と「今ここにのお客さん」が交わる状態になっているようです。

なぜ、べったくのハリーさんとリノさんに使ってもらおうと思ったのか。
それは境遇が似ていたから。
飲食店での経験がない中で脱サラし、飲食店での経験を積んだのちに開業を目指す。

その流れが井上さんご自身と似ていたことで、応援したい気持ちもあってべったくとして利用してもらうことを決めたそうです。

 

 

 

 

業務委託の繋がり

契約形態についてもお聞きしました。

業務委託という形で繋がっているそうです。
その理由としては、「今ここに」の飲食店営業許可を利用してもらうため。
飲食店を営業するには間借りをするにしても飲食店の営業許可や食品衛生責任者の資格取得が必要になりますが、営業許可は既存のお店のものを利用することもできます。

また、お金周りについても少しだけ。

1日〇円という形で利用していただいているようです。
そして、「今ここに」のお酒を「べったく」の営業時間に提供していることもあるので、その場合は提供した分の原価分を「今ここに」にお支払いしてもらう形を取っています。

 

今後について

基本的に平日は「今ここに」として営業しているので、土日に使ってくれる人を集めたいとのこと。
見込める客層としては新橋という土地柄、サラリーマンが多いですがグーグルマップを見て外国の方が来店されることもしばしば。

極力やりたいようにやってもらって構わないと井上さんは仰います。
まさにべったくのハリーさんやリノさんのようにこのエリアで試したい、自分の店舗を構える1歩前の段階として経験を積みたい、など、
挑戦したい人におすすめな店タクさんです。

 

少しでも興味のある方はぜひ井上さんに連絡を取ってみてください。

 

～今ここに 井上さんのインフォメーション～

店タクプロフィール：https://ten-taku.com/profile/tentaku/?id=326
インスタグラム：imakokoni.pub